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大妻女子大学教授 |
家政学部長
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中村圭吾氏 |
MR. KEIGO NAKAMURA |
親子が一緒に遊べる場と
夢中になれる仕掛けをもっと作るべき
――今の学生は子どもの頃に友達と一緒に熱心に遊んだ経験が昔と比べて薄くなっていると感じますか?
ちょうど今の学生達はセーラームーン世代なんですね。だから、しっかりとごっこ遊びをしてきています。友達とも関わって、セーラームーンを通して色々と遊びを広げていたようです。面白いのは、今は小学校でケン玉をやるというのが普及していますが、今の学生達より少し上の30代半ばの世代は学校でケン玉をすることもなかったし、ケン玉は男の子の遊びという認識で子どもの頃に遊んだことがないんです。それで大学に入って初めてケン玉をやってみると「こんなに面白かったんだ」と言うんです。
だから同じおもちゃ遊びといっても、男の子の遊び、女の子の遊びという分け方があったせいなのか、子どもの頃に遊んでいないおもちゃ遊びがあって、大人になってから「実はあのおもちゃで遊んでみたかった」とか「やってみたら面白かった」と思うものも結構あるんです。
――お父さんと子どもがミニカーやRCで一緒に遊ぶというシーンは増えていますが、お母さんが子どもと一緒になって熱中できるおもちゃも必要かもしれないですね。
リカちゃんやバービー人形のドレスを作ってあげるというようなことはあるようですが、あとは娘と一緒にビーズ遊びをしたら予想以上に面白かったという話も聞いたことがあります。お母さん達がどんな遊びを楽しめるのかをもう一度しっかりと見直した方がいいかもしれません。やはり自分が夢中になってやらないと子どもにも伝わっていきませんから。
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